2007年8月28日火曜日

■手すりの位置


■ホテルのバスルームの不思議
■ホテルにおいて洋式のやや浅いバスタブの際には必ず手すりが付いている。
■通常はステンレスの丸い一本の手すりが付いている。
■ただその設置の状況にいつも疑問を持つ。
■手すりが斜めについている。
■手すりの微妙な角度はここでは問題としないことにする。
■私が強調したいのは、その傾斜の方向である。

  A 頭に近いほうが高く足に近づくにしたがって下がっているもの。     
           *
         *
     足------頭



  B 頭に近いほうが低く足に近づくにしたがって上がっているもの。 

         *
           *
     足------頭   


■A の場合は手が手すりに届かないことがある。(自分が小さいのか??)
■B の場合は手がすべることがある。(自分の握力が弱いのか??)
■手すりは付いていれば良いというものではない。
■世の中には便利な手すり(写真参照)もあるのだが・・・。
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2007年8月9日木曜日

■手すり ■形 ■機能

■手すりというと、私の頭にはどうしても3つの機能が浮かんでくる。
■第一は人間の水平移動を支援するもの。
■第二は人間の上下あるいは斜め方向の移動を支援するもの。
■第三は人間の転落防止、すなわち柵としての機能を発揮するもの。
■もちろんこれらが重なり合った領域の手すりもある。
■階段の手すりのなかには、転落防止と斜め移動の両方に機能しているものもある。
■今日手すりに対する要求は極めて多くなり、形や機能にも苦心の跡が見えるものもある。
■適材適所という言葉もあるが、使う人の身になって考え、
■効果的な手すりが普及することを念じている。
 
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2007年8月1日水曜日

■どこもが手すり   ■立ち上がりと水平移動


■廊下の手すりを写真のようにした。
■従来の一本の棒に比べ、どこでも床に座り、
■また廊下のどこからでも手すりをつかんで立ち上がることが出来るようになった。
■従来の廊下の手すりは移動を助けても
■立ち上がりを支援することは出来なかった。
 
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■赤い手すり







■福祉の手すりの問題を色の面から考えると、
■従来の手すりの色は必ずしも福祉に向いていたとはいえない。
■従来の手すりは、インテリア、エクステリアの中で、デザイン重視でその色が決定されていた。
■もしくは素材の色がそのまま使われていた。
■視覚的に障害がある方にとって目立つ手すりを考えると、
■そこには単純な法則があることに気付く。
■手すりが目立つためには、手すりが設置してある背景に対して、
■明度や、彩度の差異が顕著でなければならない。
■かといって、手すりの背景をあまりに突拍子もない色彩にすることは、
■空間の設計上問題があるので、これにはあまり手を付けることが出来ない。
■結局、手すりの色を真っ赤や、黄色にすることが考えられる。
■私は視覚障害の方にも目立つ赤を採用し今日に至っているが、
■大変多くの方々から好評をいただいている。      


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